2012ガス主任技術者試験 理解度テスト2(基礎科目) 2012年度のガス主任技術者試験の基礎科目の理解度テストです。レベルAは甲種レベル、Bは甲乙共通レベル、Cは乙種レベルです。 勉強 - その他 主任技術者 ガス主任 基礎 理解度テスト Q1基礎6 Aレベル 問題 27℃、100Kpa、10m3のメタンの質量はいくらか。ただし、ガス定数は8J/mol・K とする。 選択肢12.8kg6.4kg3.2kg1.6kg Q2基礎12 Bレベル 問題 気体の諸性質に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①z線図は気体の種類に関係なく適用できる。②気体は液体・固体に比べ熱は伝わりにくく、断熱効果は小さい。③気体や液体が流動する時、各部分が互いに抵抗し合う性質を粘性と言い、その程度を粘度という。気体は液体に比べて小さい。④一般に気体の溶解度は圧力に比例する。 Q3基礎19 Bレベル 問題 気体の熱力学に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①理想気体の自由膨張は内部エネルギー、温度が変化しない。実在気体についてどのようになるか、ジュールトムソンは実験を行った。②実在気体は、圧力のかかった閉じ込められた空間で圧力を逃がすと、気体の膨張に温度は低下する。これをポリトローブ変化という。③水素は、-80℃以下で、膨張による冷却効果がみられる。④②の操作では、系のエンタルピーは一定に保たれる。 Q4基礎25 Bレベル 問題 次の化学平衡式で、誤っているものはどれか。 2CO ⇔ CO2 + C - Q3 選択肢①右方向へは吸熱反応で、温度を上昇させると、右方向へ反応が進みやすくなる。②モル数の変化のある反応であり、圧力が高いほど、反応は右方向へ進み、カーボンは析出しやすくなる。③水蒸気は直接平衡に関係しない。④平衡移動の法則は、温度を上げると熱の吸収が起こる方向に平衡は移動し、圧力を高くすれば体積の減少する方向に平衡は移動する。また濃度を大きくすると、その物質の濃度が小さくなる方向へ平衡は移動する。 Q5基礎31 Cレベル 問題 次の気体燃料の性状で、プロパンはどれか。 選択肢①比重0.07 総発熱量12.75MJ/m3②比重0.97 総発熱量12.64③比重0.55 総発熱量39.85④比重1.55 総発熱量101.8 Q6基礎37 Bレベル 問題 熱精算の測定項目及び基準で誤っているものはどれか。 選択肢①基準温度は、外気温度を取る。②燃料の発熱量は原則として、真発熱量を用いる。③測定時間は、連続作業では、1時間以上の測定値の平均とする。④測定間隔は、それぞれの測定値の変動状況を考慮して、平均値が取れるように定める。 Q7基礎43 Cレベル 問題 次の式は、 wu2/2g w:単位時間の質量流量 u:平均流速 g:重力加速度 として、ベルヌーイの定理のどのヘッドか。 選択肢① 位置エネルギー② 運動エネルギー③ 圧力エネルギー④ 摩擦エネルギー Q8基礎49 Bレベル 問題 次の計測機器の説明で誤っているものはどれか。 選択肢①オリフィスは、比較的安価だが、頭差が下流において回復しない。②ベンチュリーメーターは、頭差は大部分下流で回復するが、高価で場所を取る。③ローターメーターは、使用が簡便だが、異種流体に関していちいち検定しないといけない。④ローターメーターは、管径のテーパーが簡単で、安価である。 Q9基礎55 Cレベル 問題 金属材料に関する式について、誤っているものはどれか。 選択肢①力をP、原断面積をAとすれば、応力σは、σ=P/A で表わされる。②材料の長さがL、λだけ伸縮する時、ひずみはε=L/λ となる。③フックの法則は、応力をσ、縦弾性係数をE、ひずみをεとすると、σ=E・ε となる。④許容応力は、基準強さ÷安全率 で表わされる。 Q10基礎61 Cレベル 問題 高温装置用材料の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①炭素鋼は、450℃程度までが使用限界であり、この温度以上では、黒鉛化現象によって、強度が著しく低下する。②クリープとは、高温で長時間一定の応力を加えておくと、ひずみが時間とともに減少し、引っ張り強さより小さい応力で破壊する現象をいう。③クリープは、応力が大きいほど、温度が高いほど顕著である。④高温でも一定温度以下では、ある時間後クリープは停止する。この限度の応力をクリープ限度という。